まだあまり葬儀に参列経験が少ない女性がやってしまいがちな、葬儀の服装の失敗について考えていくことにします。まず、靴についてです。夏場、厚いからと言ってサンダルで葬儀に参列するのは間違っています。冠婚葬祭はフォーマルを第一とするため、足の指先が見えるサンダルは以ての外で、パンプスでもできるだけ避けたほうが良いと考えられています。また、革製の靴も殺生を忌み嫌う葬儀の場ではふさわしくありません。できれば、布製の靴を履いていったほうが好ましいです。
20代を過ぎると就職をしたり、結婚を経験するので交友関係が増えてきます。親しい人の葬儀参列する機会が増えるので、基本的なマナーを知っておくことが大事です。葬儀の参列の流れは、電話やメールなどで連絡が入るので、お通夜や告別式のどちらか都合の良い日に参列をすると良いでしょう。近隣住民や友人、知人などの場合は、両方に参列しなくても、失礼に当たることがありません。親族や親戚などの血縁の濃い人が亡くなった時は、特に予定がない場合はお通夜と告別式の両方に参列することが大事です。
家族が亡くなると、葬儀の準備をはじめとして、遺族は様々なことを行わなくてはいけません。それぞれにマナーと作法がありますので、頭に入れた上で対応することが重要です。もちろん、香典返しのマナーも頭に入れておきたいことの一つです。香典返しというのは、葬儀の際にいただいた香典へのお返しのことです。弔事を滞りなく終えたことと感謝の気持ちを伝えるために贈るため、気持ちをしっかり届けるためにもマナーを守る必要があります。
一般的に葬儀に小さな子供は連れて行かないことがマナーとされていますが、故人との関係性が深かったり故人や遺族から来て欲しいと言われた場合には連れて行っても問題はありません。その際には服装や靴など身だしなみに関してもきちんと考えて参列するべきであり、子供だからマナー違反になっても良いというわけではないので気をつけましょう。幼稚園などで制服がある場合にはそれが正装という扱いになるので着用させれば良いですが、ない場合には派手な色やデザイン、キャラクター類は避けるようにしておくことが大切です。