知らないと大変！いまさら聞けない葬儀ノウハウ

葬式では、さまざまなマナーがあります。焼香に関しても、きちんとしたマナーを守ることが大切です。故人や仏に向けて、香を焚き拝む行為です。基本的な作法としては、右手の親指と人差し指、そして中指を使って抹香をつまみます。そして、目の高さまでもちあげ、指をこすりつつ香炉の中に落としていきます。この動作を、一回から数回繰り返すことになります。ただし、宗派によって回数の違いなどもあるため宗派をチェックしてから参列することも大切です。

学生の場合、学生服を着て初めてお葬式に出席するケースもあり、葬儀のあいさつの仕方など、初めてのことでわからないことが多くあり、戸惑ってしまう方もいます。しかし、大人たちのあいさつの仕方を見ながら学べることはたくさんあり、基本的なことがきちんとできれば、問題ないです。難しいことをいきなり覚えるのは難しいため、簡単に覚えられることから学ぶようにすると、できることが一つずつ増えていきます。新社会人にとっても、初めてのお組織の出席となるケースがあるため、取引先関連の方で失礼な態度となってしまうことのないように注意です。

生前葬はその名の通りまだ生きている生前に執り行う葬儀であり、近年注目を集めています。もちろん本来は亡くなってから執り行うものであり、生前に行うことに対して疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。しかしなくなった後では当然故人は自分の口で会葬者に感謝の気持ちを伝えたり、別れの挨拶をすることはできません。生前のまだ元気な間に生前葬を執り行うことにより、自分の口で別れを伝えることができるので最後の瞬間がやってきた時に後悔することがなくなるという精神的なメリットがあります。

小規模葬儀を実施するため、家族葬を選択している遺族も増えており、年々需要が高まっている状況です。それに合わせて多くの業者が家族葬に対応しており、気軽に相談や依頼を行える環境が作り出されています。家族葬のメリットとして支払うお金を少しでも減らすことができ、経済的な負担を減らせるのが関係しています。小規模になっているのでそこまで広い斎場を確保する必要はなく、支払うお金を抑えられるのが特徴です。経済的な余裕がない遺族も家族葬を選択することで、経済的な負担を発生させることなく、目的のお通夜や告別式を実施できる可能性が高まります。