死んでしまったらあの世までモノを持っていくことはできないため、自身の所有物は生きているうちに、どうしたいのかきちんと考えるべきです。そのままでは捨てられてしまう可能性もあるため、活用して欲しいのなら形見分けをおこないましょう。
しかし、形見分けというのは生きているうちにおこなうのではなく、自身が死んでしまってからおこなう手段です。そのため、死んでからの分配方法に口を出したいのなら、生前に渡す相手を決めておかなければいけません。
もちろん、相手を決めたとしても、その通りに実行されるとは限りませんので、法的な文章の遺言状として残しておきましょう。価値が高いものは分配するときにトラブルの原因となることがあるため、残された人間のことを考えて、自身の意思をしっかりと文章で示すことは大切です。
なお、適切に分配するために遺言状を作りたいのなら、法律家の立会いの下でおこなうことをおすすめします。法律の専門家ならば、書き方も教えてくれるため、何も分からない状態からでも正しい遺言状を作成できるでしょう。形見分けの指定は終活をおこないたい方にもオススメなので、自身がいなくなった後のことを考えて、はっきりと意志を残しましょう。