知らないと大変!いまさら聞けない葬儀ノウハウ

一周忌の法要の予定は早目に親族に伝えよう

2019年04月12日
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葬儀が故人の為に執り行う最初のセレモニーだとすれば、最初の節目の法要は「初七日」です。が、これは、葬儀直後に営む事が慣例となって来ました。続いては、故人を仏の世界に誘う「四十九日」の法要。そして、命日から数えて百日目に当たる「百箇日」の法要と続いていきます。

そして次の年の命日が「一周忌」と、なる訳です。一周忌では、より故人に縁のある親族と家族をメインに、檀家となっているお寺で執り行われるのが一般的です。が、どんなに近親者であっても、直前にその予定を告げたら困惑するでしょう。

お仕事もあるだろうし、外せない予定も入っているかもしれません。ですから、喪主となったら、この一周忌の予定は四十九日が済んだくらいにはおおよそ伝えて置き、更に予定の少なくとも三カ月前には葉書などの書面にして参加の可否を伺う連絡をしましょう。

また、お寺での法要の後の食事の振る舞いや、来て下さった方々へのお礼の品物も準備するなど、掛かる予算を確保して置く必要もあるでしょう。最初の命日に集った方々が、故人を偲び、故人の話しを互いに語り合う事で、親族の絆を深めていく。それが供養となり、きっと、そこには故人も「影膳」を囲んで、楽しそうに同席している事でしょう。