供花は、遺族の意向を確認しながらマナーを守って贈ることが大切です。故人を偲んで贈るお花も、マナーに反してしまっては快く思われないばかりか、遺族に面倒をかけてしまう心配があります。お悔やみの気持ちをきちんと伝えるためにも、事前にしっかりマナーを頭に入れておきましょう。
供花を手配するときの基本は、花屋または葬儀会社に連絡をして、お通夜や葬儀が行われる会場に直接届けるということです。また、宗教によって適した花が異なりますので、必ずどのような形の葬儀が行われるのかを会場に確認してから手配しましょう。
たとえば、仏式なら菊やユリ、蘭など、白い花を基調にしたアレンジメントを選ぶのが一般的です。白い花を中心に、薄いピンクや薄い紫のお花が使われた落ち着いた雰囲気のアレンジメントを選ぶと安心です。もしもどんなお花を選べばいいのか迷ったときは、故人が好きなお花を選ぶのも一つの方法です。
葬儀のマナーに反してさえいなければ、故人が好きな花を手配すると遺族の方にも喜んでもらえます。ちなみに、バラは棘があるため、供花にふさわしくない花だと言われています。亡くなった方が生前にバラを好んでいたとしても、あえてお葬式の会場に送るのは避けるようにしましょう。