親鸞聖人により創始されたのが浄土真宗であり、本山は真宗本廟で通称名は東本願寺です。大乗仏教の宗派の中の一つであり、鎌倉時代に生まれた宗派になります。永久的に故人とわかれるという考えがありませんので、浄土真宗の葬儀では告別式といった表現は適してはいません。
阿弥陀如来に対しての礼拝になりますので、礼拝の対象としてはご遺体でも無いです。ご臨終をしたら儀式として、一般的に行われるのが末期の水ですが、そうした儀式を行うこともありません。病院で亡くなるケースが現代ではほとんどですが、自宅に故人を連れて帰ったら、ご安置をする場所はお仏壇の前に寝かせるのが良いとされています。
しかし現代では家庭にお仏壇を持たないこともありますので、その場合はあらかじめお寺側へ伝えておくことです。小さな机を用意して、ご遺体の前に置いて白布をかけて三具足を設置することもあります。ですが枕団子やら水に位置膳めしなどを、浄土真宗の場合は準備をする必要はありません。
一般的なお葬式では市に相続を納棺の際には着用させますが、そうした特別な衣装も無いです。故人が生前に好んでいた服や、何か特別に思い入れがあった衣装を着せてあげることができます。