仏式葬儀では必ず僧侶に読経をしてもらいます。そのため遺族は数十万円という読経料あるいはお布施を支払います。金額が高いといっても値引き交渉することもなく言われたとおりに支払いますが、その金額に満足感を得ている人は非常に少ないです。読経する意味を知らなければその価値もわからないので当然のことかもしれません。
宗派によりお経の種類も異なりますが、本来は故人をあの世に無事に導くための儀式です。現在では安らかに眠ってほしい、ゆっくり休んでほしいからと考える人が一般的です。しかし、もし本来の意味と違うのであれば読経はムダということになります。単なる演出なら非常に高いです。
そのため、必要ないと感じるのであれば極端な話、読経は必要ないということです。ですが、葬儀らしくない、世間体がと考える人も多いですから、そのときは僧侶にあの世の場所を尋ねてみます。あの世が何処にあり、どうすればたどり着くのか知っていればすぐに答えてくれますし、安心して読経を任せることができます。