今の時代は少子高齢化で段々と高齢者の逝く人の数が増えていますので、一部の地域では葬儀場の予約が満杯なんて事態が日常化してきているといわれます。かつては逝ってから次の日に通夜、その翌日に告別式を行って終わりでしたが、逝ってから3日で終わらず、都会の人の中には10日くらい待たされたなんて人の意見もあります。
そのため昔の常識は通用しなくなってきていて、告別式が終わるまでの間はご遺族はずっと自分たちの仕事を放置してでも待つのか、その間にちょこっと仕事に出かけるのかといった難しい判断も迫られるかもしれません。最近は都会では公営斎場が整備されていて安いという口コミがあるので、そちらに利用者が集中しがちですが、告別式までの期間が1週間以上続くような事態にでもなれば、少々割高でも別地域の葬儀会社や会場を利用したりなどもやむを得なくなってくるかもしれません。
しかし葬儀の予約は会場だけの問題ではありません。お葬式が成り立つには会場と火葬場と儀式を行う住職さんの3つがセットでなければ成立しないからです。そのためもし家が戸建で少々広ければ自宅葬にして葬儀会場の予約の手間とリスクを回避することも検討しなければならなくなるかもしれません。