知らないと大変!いまさら聞けない葬儀ノウハウ

24時間誰かが常駐している建物です

2020年11月25日
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葬儀場はお葬式を行う場所です。そのお葬式を行う建物では24時間常に葬儀業者のスタッフの誰かが夜も寝ないで常駐しています。というのは人はいつ死ぬかわからないし、死んだ後にすぐ依頼がある可能性が高いので電話受付をする必要があるからです。

葬儀会場ではスタッフのほかに寝台車が最低1台は配置されています。寝台車がどこの会場にも配置されているのは遺体の搬送のために素早く動ける体制にしないとならないからです。その代わりに告別式しか使用しない霊柩車はどこの建物にも配置されているとは限らず、複数の会場で共同使用というスタイルが多くなっています。

会場内の建物では儀式を行うホールが何部屋かあり、参加する人数の規模に応じて大きな部屋もあれば小さな部屋もあります。状況次第では可動式の壁を取り払って2部屋を1部屋にすることも可能です。儀式を行うホール以外では控室や給湯室が設置されています。

控室は親族やお寺の住職さんが待機する場所で、ほとんどは畳の部屋になっていますが、足腰の悪い高齢者のことを考えて椅子も用意されています。給湯室では食事を出すための準備をする部屋でスタッフが使用します。この会場では告別式が終わるまで遺体を夜間も置いておきますが、昔から慣習とされてきた線香を夜中じゅう火をつける行為は消防法により禁止されているので、代わりに電気で点灯する線香になっています。そのため会場では万が一のために寝具は用意しているところは多いですが、極力自宅へご遺族や親族たちは帰って休んでもらうように推奨するところが増えています。