葬儀場とは文字通りにお葬式を行う場所です。昭和の時代ではお葬式の多くは自宅でやっていましたが、平成になってきたころから各地に葬儀社が建造したセレモニーホールが多数出現してきたこと、自宅が手狭で準備や後片付けに手間がかかるので、数万円程度の会場使用料を払ってでもセレモニーホールを利用したいなどの理由で、現在では大半がセレモニーホールで行うのが一般的となっています。
現在の葬儀社が建造している葬儀場はバリアフリー対応になっていて、控室も複数存在して広大なので大勢の人数が待機しやすくなっています。その控室は一般的には畳の和室となっていますが、一部建物では洋室のところも存在していたりします。
また一部の建物ではホテルのようにシャワー室や寝室が用意されているところもあります。そんな自宅以外が当たり前になった葬儀場ですが、一方で斎場というキーワードも使われるようになってきてこの2つのキーワードの違いをいまだに理解できていない人も大勢いるのが現状です。
ここで少なくても1つ言えるのは斎場には火葬場があるという点です。近ごろはその火葬場に隣接してセレモニーホールが併設されているところを斎場と表現していたりします。しかし斎場というのは必ずしもセレモニーホールが併設されているとは限りません。ホームページなどでは火葬場機能しかないところも斎場と案内表現されていたりするので注意が必要です。