葬儀をいつ執り行うのか、暦の関係性を訴える方もいらっしゃいます。例えば、「友引」は縁起が悪いといいます。読んで字の如し、友を引っ張って行くというように、亡くなった人が寂しさのあまりに生きている人まであの世に連れて行ってしまうと言われています。
しかし、僧侶によると「迷信で全く関係ない」といいます。友引の日にお葬式をしても問題にはなりません。しかし、この迷信を信じている人が多いためか、友引の日に葬儀社に依頼するケースが少ないといいます。このため、費用の交渉がしやすいとも言われています。
喪家でも、迷信だから気にならないという声もあります。しかし、日程が友引に重なっていて気にしているのは、親戚です。古い人間ほどこうした迷信を信じており、当日参加しないケースもあります。もちろん、予定を変更することは可能です。
しかし、安置場所(霊安室)の問題だったり、コロナウイルス感染症により早々と火葬しなければならないのなら、予定も変更しにくいでしょう。このことにより、喪家と親戚の仲が悪くなってしまうこともあります。葬儀社のスタッフからも迷信なので気にしないでくださいと言う言葉はかけてくれますが、日程の打ち合わせなどを含めて、事前相談を親族で行っておくのが理想的です。