知らないと大変!いまさら聞けない葬儀ノウハウ

骨上げの作法は日常生活と逆を意識

2022年05月02日
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お箸を使って食事をする習慣を持つのはアジア圏で多いようです。日本人だけと考えている人もいるでしょうが、韓国ドラマや中国や東南アジアの映画などを見ると箸を使うシーンが出てきます。お箸を使うと言えば日常生活では食事のみになりますがそれ以外にもお箸を使うときがあります。

葬儀において火葬が終わった後に骨上げがありその時には箸を使って行います。葬儀の後出棺があり火葬場に移動します。ただ火葬場に移動するのは喪主や遺族の他故人に近い親族が中心になるでしょう。そして火葬が終わるのを待ち終われば喪主などが呼ばれて骨を拾います。

このときお箸を使って行いますが日常生活ではまず行わない方法がいろいろ出てきます。まずお箸は長さが異なり、一方は木製で一方は竹製などになっています。これは葬儀で良く行われる逆さごとを意識してとされます。喪主が骨壺を持ちそして男女二人のペアで骨を拾っていきます。

一応順番があり故人との関係が濃い人から行うのが一般的です。頭の方から足の方へと行っていきますが喉仏の骨は最後まで残しこちらを最後に入れます。喉仏は仏様が座禅を組む姿に似ているため故人の魂が入っていると考えてのことでしょう。喉仏を入れるのは喪主とされています。