2023年01月04日
事前にお葬式の服を買い揃えておくことは御法度です。というのは、故人が亡くなることを予測していたようにイメージされてしまうからです。ですから、通夜には着の身着のまま、そうした服装でもマナー違反にはならないとされています。
訃報を知ってから参列する状況になり、慌てて購入する方も少なくないようです。というのも、葬儀は何度も執り行われることがありません。それだけに、体型の問題があります。ちょっと太ってしまい、以前購入していた礼服が入らないこともあるようです。
もちろん、何を着用すればいいのか、分からない場合もあります。葬祭マナーに詳しいのは、やはり葬儀社になるでしょう。事前相談会などでは、お葬式用の服の買い方をアドバイスすることもあるといいます。例えば、男性はブラックスーツ、女性はアンサンブルです。
また、緊急度でも買う場所は異なるでしょう。告別式には参列したいのなら、通夜の翌日まで猶予があります。今日、明日、必要になる日数によってはオーダーメイドができたり、ネット注文も可能になります。友人や知人から借りるのもアリですが、その場合には着る人の体型に合っていないため、ちんちくりんになってしまいます。
品格を下げてしまいますから注意しましょう。もっとも無難なのは、紳士服量販店です。略礼服が一式揃っています。ちなみに、ブラックスーツの黒は漆黒とはいわず、略礼服の黒を漆黒と呼びます。できるなら、漆黒の黒を選びましょう。