2023年03月23日
墓じまいをしたいという人が増えています。それというのも、高齢化のためにお墓を維持することができなくなり、結果的に遺骨を手元においたり、家から近いところのお墓に納骨することを選ぶ人が多いです。ただ、墓じまいというのは好きな時に勝手にできるものではなく、きちんとした手続きを踏んでから行わなければなりません。
そのやり方を説明します。まず、お墓の転出届けを出さねばなりません。これは人間の転出届と同じで、現在墓を管理している管理会社や団体に届け出を出さなければなりません。それと同時に、どこに移転するかも決めておく必要があります。
転出手続きを終えたら、次は移転先の市町村役場にて改装許可申請を行います。これは行政的な手続きであり、きちんと手続きを踏まなければ、法に触れることになるため、その点は注意しなければなりません。改葬許可申請を出して後に、移転先の管理者や団体に報告を忘れないようにします。
これで手続きは完了です。また、最近では墓じまいをしてしまった後に、墓を設けないという手続きも取ることができるようになりました。これは時代の流れにより墓が受け継がれなくなったことが、如実にあらわれている現象です。