2024年05月10日
生前葬はその名の通りまだ生きている生前に執り行う葬儀であり、近年注目を集めています。もちろん本来は亡くなってから執り行うものであり、生前に行うことに対して疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。しかしなくなった後では当然故人は自分の口で会葬者に感謝の気持ちを伝えたり、別れの挨拶をすることはできません。
生前のまだ元気な間に生前葬を執り行うことにより、自分の口で別れを伝えることができるので最後の瞬間がやってきた時に後悔することがなくなるという精神的なメリットがあります。生前の葬儀の場合には香典ではなく会費制にすることが多いので、参列者が金額で悩む必要がなかったり主催者側の金銭面の負担を軽減させることができるという点も魅力です。
もちろん内容も非常に自由度が高く、しんみりした空気にならないのも良い点ではないでしょうか。もちろん本当に亡くなった時には火葬をすることになるので、全く金銭面の負担がないわけではありません。生前葬を行っていても葬儀も行う場合もあるので、生前に家族と話し合っておくことが大切です。
ある程度の内容を決めておくことで、いざという時に残された遺族が頭を悩ませたり負担に感じることが軽減します。