お葬式を執り行うにあたって必要な費用は非常にたくさんありますが、昨今は会館でお葬式を行うことが多くなり、このケースを例にとると多くの人が参考になるでしょう。葬儀社における基本プランは、祭壇の大きさによっていくらといった具合に考えていますが、その中に含まれるものは葬儀社によって異なります。
祭壇には、お花に提灯、蓮華などの飾りものから、果物などのお供え物が必要ですが、どこまでが基本料金に含まれており、どこからがオプションになるのかは事前の打ち合わせで決めます。お花は基本料金に含まれるものと含まれないものとがあり、その値段はサイズや仕様によって異なりますので、もっとも注意が必要と言っていいでしょう。
一方で、遺体を安置するために必要なドライアイスや、棺、位牌や旅支度の装束なども、基本プランに含まれているのかどうか確認すべき事柄です。通夜振る舞いや告別式後の仕上げの料理代金なども最終的な支払い金額に含まれてきますので、事前にどのくらいかをざっと計算してもらい、さらに実費がどのくらいになるかを考えておく必要があります。
支払いは、葬儀が終わってから2〜3日の間にはっきりとした内訳と料金が知らされてからになりますので、いつ支払うかは担当者と話し合って決めることになります。すぐにでも用意ができる人もあれば、ひと月ほど待ってほしいという人もいるでしょう。
クレジットカードや分割払いは受け付けておらず、現金一括払いになる点にも注意が必要です。